昨日、たかじんの委員会を見ました。
裁判員制度の特集です。
もう、今週には始まります。
なのに、いまだにどういう仕組みとかが伝わってこない。
番組でもいろいろと意見がありました。
しかし、どっちゃにしろ始まるわけで、国民が参加するのは既定事実です。
いまさらどうのこうのいっても仕方がない。
対象となる事件は
•人を殺した場合(殺人)
•強盗が,人にけがをさせ,あるいは,死亡させてしまった場合(強盗致死傷)
•人にけがをさせ,死亡させてしまった場合(傷害致死)
•泥酔した状態で,自動車を運転して人をひき,死亡させてしまった場合(危険運転致死)
•人の住む家に放火した場合(現住建造物等放火)
•身の代金を取る目的で,人を誘拐した場合(身の代金目的誘拐)
•子供に食事を与えず,放置したため死亡してしまった場合(保護責任者遺棄致死)
まぁ、死刑判決も含めますよね。
ただ、裁判員6人と裁判官3人で決めるわけですが、裁判員6人が死刑でも裁判官がだれも死刑では無かったら死刑にはならないというのがおかしい。
上記の危険運転致死、あの福岡の子供3人を殺した今林の事件だったらどうか?
もちrん、普通の人間だったら死刑でしょう。
でも、裁判官は絶対に死刑にはしない。だって危険運転致死だから。
そうすると、結局民意なんて反映されないわけです。
しかも裁判官3人と言っても序列があって、主席の人間の意見に逆らうことなんてできない。
民間の企業だって取締役の意見に課長が反対意見を出すなんて、どれだけ出世とかに響くかわかるでしょ。
裁判官の面でもそうだし、検察なんかも検挙率が低くなるのを恐れて起訴しない方向になるかもしれない。
和歌山のカレー事件や舞鶴の女子高生殺人事件なんて、状況証拠ばかりで確実な物証がない事件で、死刑はおろか無罪になる可能性もあります。
ただでさえ、警察、検察、裁判所がグルになって罪もない人間を罪人に仕立て上げることもあります。
高知白バイ事件
なんかが有名ですね。
この高裁裁判長である柴田秀樹がいいました。
追突した白バイのスピードについての第三者の証言を却下したことについて、「第三者だからといって、その証言が信用できるわけではない」としました。また、同僚白バイ隊員の証言を全面的に採用したことについて、「被害者と同じ白バイ隊員であるというだけで、供述に信用性がないとはいえない」
第三者である他人の意見より、身内である白バイ隊員の証言を重視する。
普通の感覚だと、はぁ?お前頭おかしくない?でしょ。
この言葉なんて、民主主義の司法を真っ向から否定してるようなもんです。
こういう事案なんかでも裁判員6人が無罪でも、グルになってる裁判官一人が有罪としたら、この裁判は裁判員のてを離れて結局は裁判所が判断するんでしょ?
制度自体はやらないとメリット、デメリットがわからないから、賛成反対はわかりません。
ただ、もう少し詰めてから、こういう不条理なことを無くしてからやったほうがよかったのかもしれません。
もしくは、国民が見て明らかにおかしい裁判を、何人か以上の再審請求要請があれば、そこで裁判員込みで新しく裁判をするといった、限定版でやったらよかったかも。
難しい話ですが、考えさせられるものがありました。